あの人の話を共有しないでください。ー実際にあった怖い話ー


朝。



スマホを開くと、今日も6月23日でした。



流石におかしいと思い、お母さんに今日の日付けを聞きました。



お母さんも「今日は6月23日」だと言っていました。



あり得ない話ですが、もしかしたらループしているのかもしれません。



だとしたら、どうすればこのループしている日々から抜け出せるのかを考えなければなりません。



私はフレンチトーストを食べながら、学校で莉子とどんな話をしようかと考えていました。



そして学校に着き、莉子の席へと向かいました。



「おはよう莉子。"あの人"のことなんだけど…」



私が声をかけると、莉子は待っていましたと言わんばかりに「やっぱりおかしいよね」と言いました。



そういえば昨日私が見た"あの人"の話を莉子にはしていませんでした。



莉子が「何が見えた?」と聞いてきたので、私は「真顔でこっちを見ながら突っ立ってる女の子が見えた」と言いました。



すると莉子は急に走り出しました。



私は急いで莉子の後を追いました。



莉子は南側に走って行きました。



なぜだか昨日より私の足が軽く、速く走れているような気がします。



そして莉子は南トイレに駆け込みました。



私は息を整えるため一旦立ち止まって、また走り出そうとした時、



ブシャー



トイレの中から血が飛び出てきました。