学校に着くと、すぐに莉子が走ってきました。
「今日の放課後、一緒にトイレに行ってみない?」
本当は嫌だったけど、「どうせ何もいない」そう思い込んで放課後、莉子と真紀子ちゃんと一緒に南トイレへ向かいました。
真紀子ちゃんも実際に"あの人"を見たとのことでしたが、それも本当かどうかはわかりません。
真紀子ちゃんも"あの人"の話をしてくれましたが、ちゃんとこの目で確かめるまで信じられないのです。
そしてそこの角を右に曲がるとトイレがあります。
いるのかいないのか…。
私はドキドキしながら角を曲がりました。
「ひゃ!」
なんとそこには、真顔でこちらを見つめて突っ立っている女の子がいたのです。
莉子の話は本当でした。
そして莉子は後退りをしています。
何度か見ていてもきっと怖いものは怖いのでしょう。
そう思っていましたが、実際には違いました。
なんと莉子には、"あの人"が追ってくるように見えていたのです。
そして真紀子ちゃんは「ニヤニヤしながら私を見ている」と言っているのです。


