王子様、私はヒロインじゃありませんよ!?

「あれ、俺の色気に当てられて、酔っちゃった?」



 揶揄うように顔を覗き込んできたのは、青峰澄透の友人2:久東汐。



――*――久東汐(くとうしお)――*――

《水色の髪に猫目。 セクシー(チャラ)系イケメン。 通称『魔性の悪魔(デビル)』。 なんか怖い》



 ダルいからスルーしていたら、パッと顔を逸らされた。


 ハッキリしてよね……ホント怖い。


 怖がってるの気付かれたらと思うと……さらに怖い。


 このイケメンとは関わりたくないな……。



「青峰君……私、何で呼ばれたの?」


「えー、別に? アピールしとこうかな、と。 ……余計なのが付いてきたけど」


「え?」


「ううん、何も」