王子様、私はヒロインじゃありませんよ!?

 怖い怖い。 


 そんなに一生懸命に見つめないで。


 ある意味ドキドキするから。


 すると、高村さんは一度大きく息を吸い込み、私をしっかりと見据えた。



「……すみませんでした」


「……は?」




 突然頭を下げられ、間抜けな声が漏れてしまった。



「……あの、昼休み、何があったのか、教室にいた子に聞いたんです。
そして、神子戸さんが1人でたくさん作業してて、それを氷雨さんが咎めていたって言われて……」



 いや、咎めたつもりはないけどね。


 そういう受け取られ方をするんだね。