王子様、私はヒロインじゃありませんよ!?

 相手の目を真っ直ぐ見てそう告げる。


 ここで目をそらす人には、分からないだろうけど……今のところ、相手もしっかりとこちらの目を見ているから、多分大丈夫でしょ。


 ま、ここで反省しないなら、本当に救いようのないお馬鹿さんだけどね~(笑)


 私はそこで、正面を向いた。


 ちなみに言っておくと、私はこうやって脳内で愉快にお喋りしている間にも、表情はピクリとも動かしていない。


 超・超・超真顔を貫いている。


 まあ、学校の生徒曰く、私ってそこそこ美人らしいから、それだけでちょっと威圧感があるらしい。


 神子戸ちゃんみたいな可愛いタイプの美少女は可愛いからいいらしいけど~。


 真顔だったら、逆に心配されるだろうし~。


 そんなことをのんびり考えながら、私は次の授業が始まるのを待った。





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