◇Crown Act◇⇩




頭がくらりとし、壁に手をつく。


すぐに処置したとはいえ流れた血は少なくない。


まった手が焼ける幽霊だ。


大きく息を吸って、吐く。


おそらくもう仕掛けはないだろう。


墓地のあいだをのんびり進むと光が見えた。



『出口』



そう書かれた看板の横に垂れる黒墨色の幕をくぐる。














『王子様!

ゲームクリアおめでとうー!☆』





壮大なBGMとクラッカーの音。


痛いほどの照明に目がくらみ


白と黒のピエロは祝福の舞を踊る。



その一番奥に

会いたくて仕方がなかったお姫様が、目に涙をためて待っていた。



ただいま、祥──