なんて力をしているのか。
骨を砕き、床まで貫通している。
動きを封じられてしまった。
すぐに刃を抜きたかったが、上から強く押さえられてしまっているせいでそれは叶わない。
なら俺から手を抜くしかないか?
綺麗に刃が貫通しているため血は一滴も出ていない。
「ひ、ぁ ア゙、ヒヒヒ」
引き笑いを漏らす女。
その視線は俺の指先に注がれている。
「い゛ いい、な
ぎれいな づめ づ、め゙
ぼじい゙」
その瞬間
親指の爪を剥がされた。
衝撃が手全体に広がる。
力づくでむしり取られた爪には皮膚の塊が付着している。
「ひ、 ひ ぎれい、あなたの づめ」
鉄の匂いが充満した。
剥き出しの生皮を容赦なく撫でられる。
「ぜ、ぜん ぜん、ぶ、 ぼじい」
視線がひとさし指に移された。
順番にやっていくつもりなのだろう。
女の指先がねっとりと肌を滑ると
勢いよく爪を剥がされる。
猟奇的な高笑いに空気が揺れた。



