「ヴァイオリン科の2年生に、凄く上手い女子がいてさ」
友人でヴァイオリン科のユリウスから、クレアの噂を聞いたのは、4年生に進級して間もなくだった。
ユリウスの実力もまんざらではない。
ユリウスは昨年まで師事していた教授が高齢で退任になり、クレアの師事するダフィット教授に、変更したと云う。
「ダフィット教授のレッスンはかなり厳しいだろ」
「そうなんだ。クレアはダフィット教授の秘蔵っ子と言われているそうだ」
「へぇ~」
「来月に学内コンサートがあるだろ。実はクレアはピアノ伴奏者を探しているんだが。宗月、どうだ?」
「そうだな。彼女の演奏を聴いてみないことには」
宗月がそう答えると、ユリウスはチッと舌打ちをした。
「言っておくけど、クレアは俺より上手いぞ」
「それは直接、彼女の演奏を聴いて確めるよ」
自分の目と耳で実際に、観たり聴いたりしたものしか認めない。
友人でヴァイオリン科のユリウスから、クレアの噂を聞いたのは、4年生に進級して間もなくだった。
ユリウスの実力もまんざらではない。
ユリウスは昨年まで師事していた教授が高齢で退任になり、クレアの師事するダフィット教授に、変更したと云う。
「ダフィット教授のレッスンはかなり厳しいだろ」
「そうなんだ。クレアはダフィット教授の秘蔵っ子と言われているそうだ」
「へぇ~」
「来月に学内コンサートがあるだろ。実はクレアはピアノ伴奏者を探しているんだが。宗月、どうだ?」
「そうだな。彼女の演奏を聴いてみないことには」
宗月がそう答えると、ユリウスはチッと舌打ちをした。
「言っておくけど、クレアは俺より上手いぞ」
「それは直接、彼女の演奏を聴いて確めるよ」
自分の目と耳で実際に、観たり聴いたりしたものしか認めない。



