「庭の千草」狂詩曲

午前中に、詩月は神経科の医師の診察を受けた。

神経科の医師は詩月の左足が元々神経障害もあるため、入院前までの状態に戻るかどうかは判らないと話した。

しばらくは足首を安定させるために、テーピングやサポーターを着けるようにと告げた。

詩月が津川に、神経科の医師の判断を話すと、津川はウィーンに戻った後のストレッチについても詳しく指導した。

詩月は神経科の医師、リハビリ師津川の話を受けて、これが自分の現状だと受け止めた。

焦ってもどうにもならない、体の調子と相談しながら地道に、自分の体と付き合っていく他ないのだと。