「詩子さんも彩月さんも大きな声だな。玄関まで声が聞こえた」
詩子は何処から聞いていたのかと思う。
「リハビリの中村さんは遠慮がちで。リハビリを始めてからずっと、少し息が乱れると『休もうか』と言うんだ。ちっともリハビリにならない」
ーー彩月の言った様子とは違う
詩子は詩月の話をじっくり聞いた。
「今のままだとピアノ演奏に差し支えるし、僕は左足を引き摺ってウィーンに戻りたくない」
「それは困るわね。中村さんには言ってみたの?」
「毎回話してはいるんだけど、中村さんが……僕の体調にビビッているんだと思う。詩子さん、どうしたらいい?」
「そうね~リハビリの担当を代えてもらうとか。理仁とよく話してごらんなさい。それから神経科の先生とも」
詩月は詩子の言葉にじっと耳を傾け頷いた。
「元々少し神経障害があるんだから、ちゃんと聞いておいたほうがいいわよ」
詩子は何処から聞いていたのかと思う。
「リハビリの中村さんは遠慮がちで。リハビリを始めてからずっと、少し息が乱れると『休もうか』と言うんだ。ちっともリハビリにならない」
ーー彩月の言った様子とは違う
詩子は詩月の話をじっくり聞いた。
「今のままだとピアノ演奏に差し支えるし、僕は左足を引き摺ってウィーンに戻りたくない」
「それは困るわね。中村さんには言ってみたの?」
「毎回話してはいるんだけど、中村さんが……僕の体調にビビッているんだと思う。詩子さん、どうしたらいい?」
「そうね~リハビリの担当を代えてもらうとか。理仁とよく話してごらんなさい。それから神経科の先生とも」
詩月は詩子の言葉にじっと耳を傾け頷いた。
「元々少し神経障害があるんだから、ちゃんと聞いておいたほうがいいわよ」



