「詩月、大学での動画で『詩月探し』が噂されている。今日の院内は、いつもと様子が違う」
イベントホールに集まっている患者数を見ても、外来エリアがざわついているのは明らかだった。
「それに、君は昨日の今日だ」
理仁は淡々と言うと、詩月の車椅子のグリップを握った。
「あなた方も病室に。半時間もすれば、昼食の時間だ」
理仁はニコリともしない。
必要なことだけ言って、詩月の病室に向かう。
「理仁さん、重病人みたいだ。自分で戻るよ」
詩月は理仁に言ってみたが、理仁は聞く耳を持たない。
スタスタと病室に向かった。
「昨日、念のため血液検査をしたけれど気になる数値が幾つかあった。酸素分圧の数値はまだ低いよ」
「それはどう治療しても正常値にはならないよね」
「理解しているならいい。今、ペースメーカーの数値とのバランスを確認している」
イベントホールに集まっている患者数を見ても、外来エリアがざわついているのは明らかだった。
「それに、君は昨日の今日だ」
理仁は淡々と言うと、詩月の車椅子のグリップを握った。
「あなた方も病室に。半時間もすれば、昼食の時間だ」
理仁はニコリともしない。
必要なことだけ言って、詩月の病室に向かう。
「理仁さん、重病人みたいだ。自分で戻るよ」
詩月は理仁に言ってみたが、理仁は聞く耳を持たない。
スタスタと病室に向かった。
「昨日、念のため血液検査をしたけれど気になる数値が幾つかあった。酸素分圧の数値はまだ低いよ」
「それはどう治療しても正常値にはならないよね」
「理解しているならいい。今、ペースメーカーの数値とのバランスを確認している」



