ゆびさきにひかりがふれて


ダイアモンドダストの色


こんなちっぽけな私の元へ 降りてきてくれたのね


くらやみの中でも 祝福された白の中でも


きみだけを想って きみだけを考えた


数多いるひとの中から ザッピングするように


恋の相手を決めろだなんてゲーム 


私には向いてなかった


自然に出逢い 気が合い 話し 惹かれていったのはきみだけ


こんなにも近くて こんなにも遠い恋ははじめて


なんでこんなに恥ずかしいの


なんでこんなに気後れしているの


ゆらぎは得意だったはずなのに


伸ばされたゆびさきを 遠くへ 遠くへと


あの水浅葱の空の上へ


どこかでまた 巡り会えますように


その日まで このひかりのように


お元気でいますように