煙を吐いて 紺色の夜空を染めて


「あんたもやってみなよ」と笑うきみ


そんな風に (なが)く続いた恋は終わった


今でも煙草のにおいを街中(まちなか)で嗅げば


きみの冷えた笑顔を思い出すけれど


今はもう他にすきなひとがいるの


だけれど あなたとの恋も 胸を綺麗に苦しめるものとして残っているわ


煙草のにおいみたいに