お姫様な幼馴染の、裏の顔


「ゆーう!! やっぱり僕も授業出るから、一緒に行こ〜……―――」

僕が駆け寄って行ったのにも気づかないかのように、惚けた表情の由宇。

もう一度声を掛けようと手を伸ばして―――ふと、気がついた。


―――波留は、由宇のことが好き。

―――由宇は、波留のことが好き。

このサイクルに僕の存在は、…………必要ない……。

必要ないどころじゃなく、迷惑なんじゃないのかという思いが溢れていく。