君は、狂愛の檻の中


「────だからさ、由良」


「?」


「アイツを……蓮を、光に導いてやってよ」


「光、に…………?」


「李兎から多少の事情は聞いたんだろうけど、アイツは、桃華への罪悪感で本当の自分を押し殺してるから────」


「お前が……蓮の笑顔を取り戻せ」


「非常に残念ですが、どうやら私たちではダメだったようなので…………」


「「「由良、君(貴方)にしか任せられない(ません)」」」


「──────」


嗚呼………


(”レンさん”、私は………あなたがうらやましい。)


悩みなんてひとつもないように、毎日がキラキラしていて………


仲間にも、……好きな人にも恵まれ、慕われていて。


それはまるで、異国の王子様のよう。


そんな貴方を見るたびに、私は────