ブブッ


『『『「!」』』』


次の瞬間、


突然彼女の横に置かれていたスマホがなった。


『…ん』


やば、


起きる…!


俺たちはすぐにここから死角になっているところへと移動した。


そして、


まるでタイミングを見計らったかのように彼女のまぶたがうっすらとひらく。


っ///


第一印象は、天使。


大げさなんかじゃなくて本当にそう思った。


そう、彼女は今まで見たことのないくらい美しかったのだ。


こんな子を一般的に”絶世の美女”っていうんだろうな…


なんてことを考えながらその子にぼーっと見惚れていると、


『由良…?』


ぼそりとなにかをつぶやいた彼女はここ、屋上から去っていった。


_もう少し彼女を見ていたかった。


_彼女のことを知りたい。