オスカーが後ろ手に隠しているのは薔薇だろう。薔薇には贈る本数によって意味があり、彼は私に毎日のように薔薇の本数でも愛を伝えてくれた。
私の後ろに彼が回って、サッと目の前に出された薔薇は六本。六本の薔薇の意味は『あなたに夢中』。
「私に夢中? それは私もよ。オスカー」
「シェリル、君がいない間、気が狂いそうだったよ」
彼の顔が近付いてきて、私は目を瞑った。柔らかな感触を唇に感じ、それが深いものに変わっていく。
キスに夢中になっていると、ふと胸に温かい何かを感じ目を開く。
「な、何するの?」
オスカーが私の胸を触っていることに気が付いた私は思わず彼を突き放した。
胸元の開いたドレスを着ていたからムラっと来たのだろうか。誰が来るか分からない控え室でこんな事をするなんて、彼らしくない軽率な行動に私は顔を顰めた。
ただでさえ、体で彼を籠絡したと言われている私の悩みに気がついてくれていないのだろうか。
「ごめん、嫌だった?」
「オスカーはゆくゆくはアベラルド王国を統べる立場になるのよ。こんな軽率な事をしてはいけないわ」
「少し不安になってしまったんだ」
私の後ろに彼が回って、サッと目の前に出された薔薇は六本。六本の薔薇の意味は『あなたに夢中』。
「私に夢中? それは私もよ。オスカー」
「シェリル、君がいない間、気が狂いそうだったよ」
彼の顔が近付いてきて、私は目を瞑った。柔らかな感触を唇に感じ、それが深いものに変わっていく。
キスに夢中になっていると、ふと胸に温かい何かを感じ目を開く。
「な、何するの?」
オスカーが私の胸を触っていることに気が付いた私は思わず彼を突き放した。
胸元の開いたドレスを着ていたからムラっと来たのだろうか。誰が来るか分からない控え室でこんな事をするなんて、彼らしくない軽率な行動に私は顔を顰めた。
ただでさえ、体で彼を籠絡したと言われている私の悩みに気がついてくれていないのだろうか。
「ごめん、嫌だった?」
「オスカーはゆくゆくはアベラルド王国を統べる立場になるのよ。こんな軽率な事をしてはいけないわ」
「少し不安になってしまったんだ」



