どれくらい時間が経っただろう。よく分からない時間旅行をしながら、そっと朧げに目を開ける。目の前には両手を広げたフレデリックがいた。
「よし! おいでシェリル嬢!」
急に両手を広げて私を待つような体制を取るフレデリック。
子供扱いされている事に私はカチンときた。
私は彼と出会えて、アベラルド王国の存亡をかけてバロン帝国と交渉できるのかとワクワクしていた。
対等に私と向き合う気はないと言われているようで頭にくる。
「行く訳ありませんよね。何をふざけているんですか? 私はこの国の王子オスカー・アベラルドの婚約者。たとえバロン帝国の皇太子でも気安く触れる事は許しませんわ」
フレデリックは一瞬目を見開くも、口の端を上げてニヤリと笑った。
「失礼致しました。シェリル嬢。もしかして、政治的な話が私としたいと思っておいでですか」
「はい! お願いします」
私はフレデリックに小走りで近付く。
背の高い彼を上目遣いでじっと見つめると、そっと目を逸らされた。
「フレデリック皇太子殿下、私が話したいのはこのヘッドリー領地とバロン帝国をまたがるダイヤモンド鉱山の事です」
「よし! おいでシェリル嬢!」
急に両手を広げて私を待つような体制を取るフレデリック。
子供扱いされている事に私はカチンときた。
私は彼と出会えて、アベラルド王国の存亡をかけてバロン帝国と交渉できるのかとワクワクしていた。
対等に私と向き合う気はないと言われているようで頭にくる。
「行く訳ありませんよね。何をふざけているんですか? 私はこの国の王子オスカー・アベラルドの婚約者。たとえバロン帝国の皇太子でも気安く触れる事は許しませんわ」
フレデリックは一瞬目を見開くも、口の端を上げてニヤリと笑った。
「失礼致しました。シェリル嬢。もしかして、政治的な話が私としたいと思っておいでですか」
「はい! お願いします」
私はフレデリックに小走りで近付く。
背の高い彼を上目遣いでじっと見つめると、そっと目を逸らされた。
「フレデリック皇太子殿下、私が話したいのはこのヘッドリー領地とバロン帝国をまたがるダイヤモンド鉱山の事です」



