「アベラルド王国はたった二年で随分豊かになった。ダイヤモンド鉱山にヘッドリー領地の観光地化。農業も産業も随分と発達した。バロン帝国の叡智であるお前が手を貸したのだから当然だな」
「確かに延命はされたかもな」
「アベラルド王国には侵略価値が出来たと思わないか? バロン帝国が侵略せずとも他国が動くだろう。シェリルは死なないぞ。昔から美女は一番の戦利品だからな」
頭の中にカッっと血が昇る。
(それならいっそ、適当な理由をつけてバロン帝国がアベラルド王国を侵略するか?)
一瞬、頭に浮かんだ強引な方法に首を振る。彼女の魅惑的な体ではなく、純粋に心が欲しかった。その気持ちを誤解されたのは心残りだ。でも、もうシェリルと会うつもりはない。彼女の存在など無かった事にしてしまえば良い。
「マールス、もう、あの女の事は忘れる。二度と私の前であの女の名を口にしないでくれ。そもそも、ユリシスはなんで時間を戻したんだ?」
「それは言えないな。シェリルのお前への一喝はもっともだと思った。限りある命を持つものが自分を投げ打ってまで求めた未来の話を勝手にするものではない」
「確かに延命はされたかもな」
「アベラルド王国には侵略価値が出来たと思わないか? バロン帝国が侵略せずとも他国が動くだろう。シェリルは死なないぞ。昔から美女は一番の戦利品だからな」
頭の中にカッっと血が昇る。
(それならいっそ、適当な理由をつけてバロン帝国がアベラルド王国を侵略するか?)
一瞬、頭に浮かんだ強引な方法に首を振る。彼女の魅惑的な体ではなく、純粋に心が欲しかった。その気持ちを誤解されたのは心残りだ。でも、もうシェリルと会うつもりはない。彼女の存在など無かった事にしてしまえば良い。
「マールス、もう、あの女の事は忘れる。二度と私の前であの女の名を口にしないでくれ。そもそも、ユリシスはなんで時間を戻したんだ?」
「それは言えないな。シェリルのお前への一喝はもっともだと思った。限りある命を持つものが自分を投げ打ってまで求めた未来の話を勝手にするものではない」



