「確かにそうだが、お前はこの二年シェリルを最優先に考えてきた。皇帝陛下に言われた通り公女と婚約していれば、とっくに譲位できてたぞ」
マールスの言う通り、皇帝陛下は私が立太子した時点では早期の譲位を望んでいた。シェリルと出会ってから、彼女のいない未来をやけに虚しく感じてしまった。あれ程、欲しかった皇位の座が霞んでいく。
「確かに私は阿呆になり始めてたかもしれないな。でも、私はオスカー王太子とは絶対に違う」
シェリルに溺れているのは堪らなく気持ち良いが、私は自分の成すべき天命は心得ている。国費を使い果たす勢いで女に貢いでいる男と一緒にされたくない。
「同じではないか。お前たちはシェリルの心を欲しながら、彼女に贅沢や地位を与えて何とかしようとしている。彼女は一度もそんなものを欲しいと言ってないのに側から見ていて滑稽だ」
マールスの言う通り、皇帝陛下は私が立太子した時点では早期の譲位を望んでいた。シェリルと出会ってから、彼女のいない未来をやけに虚しく感じてしまった。あれ程、欲しかった皇位の座が霞んでいく。
「確かに私は阿呆になり始めてたかもしれないな。でも、私はオスカー王太子とは絶対に違う」
シェリルに溺れているのは堪らなく気持ち良いが、私は自分の成すべき天命は心得ている。国費を使い果たす勢いで女に貢いでいる男と一緒にされたくない。
「同じではないか。お前たちはシェリルの心を欲しながら、彼女に贅沢や地位を与えて何とかしようとしている。彼女は一度もそんなものを欲しいと言ってないのに側から見ていて滑稽だ」



