シェリルは男を惑わし骨抜きにする傾国の悪女と噂されていた。しかし、実際の彼女は見た目とは真逆で潔癖過ぎるくらい清廉潔白。そして、周りの評判なんて気にしないと言いながら確実に傷付いている。その姿が妙に庇護欲を掻き立て、気付けば彼女に尽くし笑顔を見るのが一番の楽しみになっていた。
「シェリルは何も悪くない⋯⋯」
「いや、悪いだろう。アレは無自覚に男を虜にし盲信させる天性の悪女だ。事前情報があったのにガッツリ引っかかるなんて、洒落にならないくらい痛々しいぞ」
「悪いのはオスカー王太子だ。奴がシェリルに貢ぎ過ぎるから国民が彼女を嫌悪する。あんな盲目な男の何処が良いのか理解できん」
私が彼女と過ごして感じたのは、彼女は民のために常に心を砕いていたということ。だた、彼女に惚れた権力を持った男がシェリル至上主義な政権運営をしてしまっている。
「ははっ、フレデリック。我から見てればオスカーとお前は変わらないぞ」
マールスはシェリルの体をなぞるように、私を見てニヤリと笑った。
「あんな馬鹿王太子と一緒にするな。バロン帝国は繁栄しているではないか」
「シェリルは何も悪くない⋯⋯」
「いや、悪いだろう。アレは無自覚に男を虜にし盲信させる天性の悪女だ。事前情報があったのにガッツリ引っかかるなんて、洒落にならないくらい痛々しいぞ」
「悪いのはオスカー王太子だ。奴がシェリルに貢ぎ過ぎるから国民が彼女を嫌悪する。あんな盲目な男の何処が良いのか理解できん」
私が彼女と過ごして感じたのは、彼女は民のために常に心を砕いていたということ。だた、彼女に惚れた権力を持った男がシェリル至上主義な政権運営をしてしまっている。
「ははっ、フレデリック。我から見てればオスカーとお前は変わらないぞ」
マールスはシェリルの体をなぞるように、私を見てニヤリと笑った。
「あんな馬鹿王太子と一緒にするな。バロン帝国は繁栄しているではないか」



