否定しようとするわたしの声を遮って、何故か会長は話しに乗っかる。
待て待て待て。嘘に嘘を重ねてどうしようというのだよいったい……!
「ちょ、ちょ~っと話がありますので会長はあちらへ……!」
耐えきれなくなったわたしは、右手で彼の背をグイグイと押して強制的に部屋から出す。
そのままどうにか玄関から出て、ぜえぜえと息をする。
ただでさえない体力がさらに落ちているなこれは。
「ど、どういうことですか色々とっ」
「色々って?」
「えと、まず……そう、何でわたしの住所ご存知なんですか?」
「そんなことか。見舞いに行くって言ったらミチルのとこの担任があっさり教えてくれた」
「個人情報……」
「ま、信頼されてっからなオレ」
ええ、ええ。そうでしょうとも。仮にも我が校の生徒会長ですからね。
まあそれは良くないけど良しとしましょう。良くないけど。
それ以上に気になるのは……。



