彼は少し意外そうな顔をした後、少しだけ迷うように口を閉ざした。
だけど結局、迷った末に「まあ負けたからしょうがねーな」と言って引き受けてくれた。
そして、この人を入れるならば相棒でありストッパーでもある木坂先輩も自動的に必要になってくる。
その結果。
現生徒会メンバーは、会長・原路留、副会長・姫城桃、書紀・木坂駿、会計・東間敬人……という前生徒会から何とも代わり映えのしないメンバーがそろってしまった。
「いや、でも原さんよく頑張ってるよね。ちゃんと生徒会長できてるよ。偉い偉い」
疲れ切っているわたしの頭を、木坂先輩がそう言って撫でようとする。
と、敬人先輩はそれを阻止するようにわたしのことを引き寄せる。
「おい木坂、ミチルに触んな。オレのだ」
「ごめんごめん、つい」
「ったく」
敬人先輩はわたしを自分の膝に座らせ、後ろから抱きしめる。



