うちの生徒会長は今日も読めない




わたしはそれを許さず「わたしだって」と重ねる。




「わたしだってそうです。確かに貴方はめちゃくちゃです。強引です。だけど、本気で嫌なら逃げる隙はいくらでもありました。だけどわたしが、貴方から離れたくないと思ったんです。一緒にいたいんです」


「……」




胸が熱くていっぱいで。

感情の高ぶりに合わせてまた涙がにじんでくる。


情けない。もう一度この人に見てもらいたくて、色々な計画を立てて、生徒会長にまでなったのに。

これでは結局泣き落としで解決しようとしているみたいだ。




「……思えば、最初はこのタトゥーを褒められたのがきっかけだったな」




しばらく口を閉ざしていた会長は、短くため息をついた後にぽつりと言った。




「え?」


「オレが、ミチルに興味を持った理由」


「そ、そうなんですか?」




意外な話が始まってまばたきする。おかげで涙が止まった。