「うわああああ! どうしてわたしのこと嫌いになっちゃったんですか会長ぉ……ひぐっ、酷いですよ、ずっとあのまま誰とも関わらない空気みたいな生活続けてたらこんな思いせずに済んだのにぃぃぃ」
「な、おい落ち着け路留」
喚き立てるわたしに、会長は珍しく焦ったような声を上げた。
「オレがお前のこと嫌いになんてなるわけねーだろ。なれるわけねーよ」
「で、でも別れようって言ったじゃないですか! 嫌いにならなきゃそんなこと言わないでしょ!」
「違う。オレはただ、自分がちゃんと路留の幸せを願える人間なんだって証明したかったんだよ」
会長は、温かな手でそっとわたしの頬に触れた。
その指で優しく涙を拭い、小さく息をつく。



