◇
選挙結果は、放課後の校内放送で知らされる。
わたしは、その放送を社会科準備室で聞いていた。
『開票の結果、2年3組原路留さんが当選しました』
別に盛り上がりも何もない。淡々とした放送部による事務連絡。
理解するのにしばらく時間が掛かった。
「え……」
「路留! あんた当選したで! 生徒会長やで!? うわ、ほんまに? マジで敬人に勝ったん!?」
「良かったねえ。おめでとう原さん」
一緒に放送を待っていた桃先輩と日本史のおじいちゃん先生の言葉で、少しずつ、じわじわと実感が湧いてくる。
「あ、う、うわー。本当に? え、すごい、すごいどうしよう、嬉しい……」
賭けをするためなんて不純な動機で立候補したのに、込み上げてくるのはただただ純粋な喜び。
興奮で頬が熱くなってくる。
「あの、本当に桃先輩のおかげです」
「うん、うちのおかげやな」
「はい、ありがとうございました」
「冗談やっちゅうの。あんたの力や。誇ってええよ」
選挙結果は、放課後の校内放送で知らされる。
わたしは、その放送を社会科準備室で聞いていた。
『開票の結果、2年3組原路留さんが当選しました』
別に盛り上がりも何もない。淡々とした放送部による事務連絡。
理解するのにしばらく時間が掛かった。
「え……」
「路留! あんた当選したで! 生徒会長やで!? うわ、ほんまに? マジで敬人に勝ったん!?」
「良かったねえ。おめでとう原さん」
一緒に放送を待っていた桃先輩と日本史のおじいちゃん先生の言葉で、少しずつ、じわじわと実感が湧いてくる。
「あ、う、うわー。本当に? え、すごい、すごいどうしよう、嬉しい……」
賭けをするためなんて不純な動機で立候補したのに、込み上げてくるのはただただ純粋な喜び。
興奮で頬が熱くなってくる。
「あの、本当に桃先輩のおかげです」
「うん、うちのおかげやな」
「はい、ありがとうございました」
「冗談やっちゅうの。あんたの力や。誇ってええよ」



