「何て言うか……めちゃくちゃ青春してるのね路留ちゃん。そんな面白いこともっと早く教えてほしかった!」
「その……生徒会なんて目立つこと、地味なわたしに似合わないって言われるかと思って……」
「う、私のせいね……。似合わなくないよ。すごいよ」
「あ、ありがとう……」
「で、演説に向けて『生徒会長に向いてそうな人』の演技が必要だから、わたしはその演技指導をすればいいのね?」
「うん」
「私も演技は本当にまだまだ未熟だから自信はないけど、できるだけやってみる」
「お願いします」
頭を下げるわたしに、お姉はふわりと天使のような笑みを浮かべる。
「それにしたって、路留ちゃんがこんならしくないことするなんて……やっぱり、愛の力ってやつ?」
「ちがっ、その……」
わたしは咄嗟に言葉返せず、顔を熱くしながらうつむいた。



