インドア派だし、料理は割と得意な方だ。
こうやって、お姉のために作るうちに得意になった。
「全部全部、本当に嬉しかったの。だから路留ちゃん……私も、路留ちゃんがもし何かに挑戦するなら全力で応援したいと思ってるの」
「……」
「ね、だから何でも言って!」
「……だよ」
「え?」
「嘘だよ。お姉は昔から、地味で誰の目にも映らないわたしじゃないと好きじゃないじゃん!」
一瞬、お姉に対して声を荒げているのは自分だと気づけなかった。
彼女のきょとんとした顔がわたしの方を向いているのを見て、ようやくわかった。
わかった瞬間、堰を切ったようにあふれ出す。
「お姉はいいよね。可愛くて才能があって、皆に愛されて。名前の通り麗しい華だよ。そりゃあ可愛くもなければ目立った能力もないわたしが変に目立とうとしたら、半端にから回って見てられない感じになるもんね。そしたら姉として恥ずかしいもんね。わかるよそれは。わかるよ……」
今まで口にしたことのなかった妬みや不満のようなものが言葉になる。
あまり良い気分ではない。だけど止まらない。



