木坂先輩とどのような会話があったのかは、もうこの際あまり気にしないことにする。
その会話が何かの後押しにはなった可能性はあるけれど、会長はもとから何かわたしに対して思うところがあったのは間違いないから。
「ああでも、もし木坂先輩が何か責任を感じているなら、一つお願いしたいことがありまして」
「敬人を裏切れ、とかじゃなければ聞くよ」
「……これを、会長に渡してもらいたくて」
わたしはそう言って、一通の封筒を取り出した。
どうやって渡すか悩んでいたので渡りに船だ。
この手紙こそが、プランBの要なのだ。
「これは?」
好奇心を隠す気のない桃先輩に、わたしはちょっと笑って答える。
「宣戦布告です」



