うちの生徒会長は今日も読めない





他人を行動をトレースするだけのシンプル極まりないプランAとは違い、プランBは綿密な準備を必要とする。

その準備の第一段階のため、わたしはある人を、人目につきにくい校舎裏へと呼び出した。




「なんや、ずいぶん久しぶりに会った気がするな」




生徒会書紀の関西弁美少女、桃先輩。

わたしは生徒会をクビになってからというもの、桃先輩と会う機会はほぼなかった。


学年が違うのだから、生徒会という接点がなければそんなものだ。




「お呼び立てしてしまってすみません……」


「ほんまにな。うちの貴重な昼休みな潰してるんやから、くだらん話やったら帰るからな」


「くだらなくはないです。多分……」


「自信失わんといて」




いや、実際わたしとしては真剣な話なのだ。