これは謙遜。
岡本さんと須賀さんからは「今日からお店開けるよ!」と大絶賛してくれたので、実は結構自信を持っている。
そして桃先輩は期待通り「なかなかやるやん」と言ってくださったので心の中でガッツポーズした。
そんな桃先輩からは、透明の袋にスーパーのお菓子コーナーにあるような大袋に入った個包装のお菓子を数種類詰め込んみ、リボンでラッピングしたものをもらった。
「結局既製品が間違いないからな。日持ちするし」
「なるほど、こういうのも有りだったんですね」
「義理チョコ友チョコはこんなんで十分やろ」
大変勉強になる。
わたしは桃先輩からもらった詰め合わせに入っていた棒状のビスケット菓子をポリポリとかじりながら時計を見た。
会長は先生たちとの打ち合わせがあるらしく、まだしばらく生徒会室に来そうにない。
せっかく作ったからには早く食べてもらいたいという思いと、直接渡すのが気恥ずかしいという思いがせめぎ合っている。



