うちの生徒会長は今日も読めない




クリスマスパーティーは思いのほか楽しかった。



生徒会室の後片付けをしながら、わたしは名残惜しくてたまらない気持ちに襲われる。


補習終わりの会長と桃先輩が生徒会室へやってきたのを合図に始まったパーティーは、わたしの予想していた以上に盛り上がりを見せた。


木坂先輩が言っていた通り、生徒会室でお菓子をもらえるらしいと聞きつけてきた生徒たちがどんどんやってきて。

その中にはわたしと仲良くしてくれているのクラスメイト、岡本さんと須賀さんの姿もあった。

生徒会のことをよく知らない二人は、最初生徒会室に入ってくるのもおっかなびっくりだったけれど、思ったより親しみやすい雰囲気だと言ってくれた。


生徒会に良いイメージを付けるのに絶好の機会だ、という木坂先輩の言葉もよくわかった。




「いや~、クリスマスって小さな子どもとリア充どもしか楽しくないイベントだと思ってましたけど、良いものですね」


「ハッ、彼氏持ちが何を言うとるんや」


「す、すみません……」


「ま、楽しかったなら良かったんとちゃう?」