やっぱり木坂先輩は会長の扱いが上手い。 会長は何か言いたげな顔をしたけれど、結局「ふん」と鼻を鳴らして黙ってしまった。 しかしほっと息をついたのもつかの間。 「ひゃっ」 会長は無言のまま、わたしを木坂先輩から引き離す。 そして見せびらかすように抱きしめてきた。 「やっぱちょっと腹立つ」 「へ」 「こいつが可愛いことは、オレだけ知ってりゃ十分だ」 心配しなくても貴方の意見は少数派です。 ……ので、お願い少し離れてください。 このままではわたしの心臓が爆発してしまう。