頭に大量の「?」が浮かぶ。
冗談かと思ったけれど、どうやら本気でそう思っているようだった。
「いやいやいや、それはないのでは?」
「……? というと?」
わたしはまだまだこの人たちとの付き合いは浅い。
だけど、浅いなりに抱いている印象はある。
「多分ですけど、最初から木坂先輩は会長に目を付けられてたんだと思いますよ。隣の席になるようくじに細工したまでありますね。うん、絶対してる。あれはそういう男ですよ本当」
出会ってから手のひらの上で転がされ続けているわたしが断言しよう。
あれよあれよという間に一ミリも縁がなかった生徒会に入らされたし、気付けばなんか付き合ってしまっているし。
木坂先輩はいつもの穏やかな笑顔のまま首を傾げた。



