「ああ、おかえり。ごめんね、まだ全然終わってなくて」
「手伝います。結構しっかり飾り付けるんですね」
「うん。『生徒会でクリスマスパーティーをしてるから生徒会室に行けばお菓子がもらえるらしい』って噂を軽く流しておいたから、ちょこちょこ人が来るはずなんだ。パーティーらしい雰囲気を演出しとかないとね」
「エンターテイナーですね」
「あはは、違う違う。次の生徒会選挙対策。どうせ敬人のやつ次も会長に立候補する気だろうから、少しでも良いイメージ付けとかないと」
なるほど、そういうことか。
この人がこういう内々だけで楽しむようなパーティーに木坂先輩がここまで乗り気なの意外だなとは思ったんだ。
「生徒会役員になれるのは三年の前期までだから、次が最後の機会になるわけだし」
「なるほど……。あの、ちなみになんですけど、木坂先輩は生徒会長目指したりしないんですか?」
「え、僕が? はは、ないない」



