うちの生徒会長は今日も読めない





それは何とも意外というか。

でも言われてみれば、確かに制度的に生徒会に入るのに成績は関係ないのだ。




「ま、これに関しては木坂くんには何も言い返せへんけどさ」


「木坂先輩は頭良いんですか?」


「木坂は中学時代から見てもオレが知る限りずっと一位だな」




……これはまた極端な。天才じゃないか。

生徒会の偏差値、この人が一人で引き上げてたんだな。


そして当の本人は得意げにするでもなく、いつも通りの穏やかな笑顔を浮かべている。


そういえば、木坂先輩も会長と同じレベルで謎が多いよなあ。




「まあ何にせよテストまでまだもう少し時間あるし、二人は全力で勉強するんだよ」




──と、そんな木坂先輩の忠告も虚しく。

会長と桃先輩は、仲良く2教科ずつ赤点を取ることになるのだった。