「そういうあんたはどうなんや、路留。勉強は得意なんか?」
桃先輩は、何故か開き直ったような態度で、胸を反らしながらわたしに問う。
「えっ、まあ、そこそこ……でしょうか。学年で30位ぐらいをうろうろしてる感じです」
「……」
「あ、すすすみません! こんないかにもガリ勉ですって感じの見た目しといて、そこはトップ5とかであれよって話ですよね」
「いやいや、上位10%は十分優秀だよ。仲間に引き入れられなくて残念だったね桃さん」
「ちっ」
期待外れだとでも言いたげに舌打ちする桃先輩。
木坂先輩はそれに笑顔で追い打ちをかける。
「参考までに、前回の定期テスト、桃さんは3教科赤点だったっけ」
「ちょ、言わんといてや!」
「敬人は赤点は1教科だったけど、他も全部ギリギリだった」
「山が当たらなかったんだよな」
「二人とも原さんと違って、学年順位は下から数えた方が早いよ」



