軽く咳払いをして、要望通りわたしと会長の関係についてそれ以上言及せずにおいてくれた木坂先輩。
話題は再びクリスマスパーティーへ。
「クリスマスのあたりって、多分補講期間だと思うけど。補講参加してたら準備する時間なくなるけど、もちろん大丈夫だよね?」
期末テストの成績が振るわなかった生徒たちに贈られる、教師陣からの迷惑すぎるクリスマスプレゼント。
とはいえ、赤点でも取らない限り強制されることはないはずだけれど。
「……」
何故か、会長と桃先輩は揃って木坂先輩から目を逸らした。
「あー、うん。わかっとるよ。わかっとる」
「安心しろ。今回はちゃんと山を当てる」
揃って何とも心もとない反応。
わたしは木坂先輩にこっそり尋ねる。
「あの、生徒会に入るような優秀な皆さんは、さぞかし成績が良いのではないのですか……?」
「ううん。残念だけど生徒会役員は馬鹿でもなれるよ」
わお、どストレートに言っちゃったなこの人。



