カツアゲかと思いきや、お前は怪我人なんだから荷物持ってやるという意味だったそうで。
疑ってすみませんでした。反省。
「生徒会も当然今日から復帰だな?」
「あ……はい……」
「そうか。このままだと木坂が過労で倒れそうだったからちょうどいい」
わたしがいない間もせっせと働き続けたであろう副会長のことを思うと涙が止まらない。
申し訳ないな。正直今日は授業が終わったらさっさと帰ってしまおうかと思っていたのだけど、諦めて働いてこよう。
「桃先輩もさぞかし怒ってらっしゃるでしょうね」
「あー……」
大きなため息をつきながら言うわたしに、会長はなぜか少し微妙な反応をした。
しかしそのタイミングでちょうど通勤通学ラッシュの駅に到着したので、一旦その話題は終わった。
久々の満員電車、えげつない。
満員電車といっても、比較的空いている端っこの車両を選んでいるのでマシなはずなのだけど、怪我をした腕を庇いながらだとこれがなかなかきつい。



