◇
・
文化祭翌週の月曜日。
原路留、無事に復帰を果たしました。本日からようやく登校再開だ。
不思議なもので、休まされている間は授業に置いていかれるかもしれないという心配もあって早く学校に行きたかったはずなのに、実際今日を迎えると足が重くて仕方なかった。
目覚ましの二度目のスヌーズで目を覚まし、朝食のシリアルをかきこんで、スカート丈が長めの制服を着て……という久々のルーティーンをこなし、朝の弱いお姉が自分の部屋から出てくる頃に家を出る。
だけど、ルーティーン通りにならないことが一つだけあった。
「ななななっ! 何でいるんですか!?」
「ん? 久しぶりの学校サボらねーように迎えに来た」
玄関を開けた先に立っていた生徒会長は、わたしの姿を見てにやりと薄笑いを浮かべた。
「鞄よこせ」
「ひぃぃぃ、そそそんな、ご勘弁を! 所持金はせいぜい三千円とかだし、他にお金になるようなものなんて何も入ってませんから!」
「お前オレのこと何だと思ってんだよ」
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文化祭翌週の月曜日。
原路留、無事に復帰を果たしました。本日からようやく登校再開だ。
不思議なもので、休まされている間は授業に置いていかれるかもしれないという心配もあって早く学校に行きたかったはずなのに、実際今日を迎えると足が重くて仕方なかった。
目覚ましの二度目のスヌーズで目を覚まし、朝食のシリアルをかきこんで、スカート丈が長めの制服を着て……という久々のルーティーンをこなし、朝の弱いお姉が自分の部屋から出てくる頃に家を出る。
だけど、ルーティーン通りにならないことが一つだけあった。
「ななななっ! 何でいるんですか!?」
「ん? 久しぶりの学校サボらねーように迎えに来た」
玄関を開けた先に立っていた生徒会長は、わたしの姿を見てにやりと薄笑いを浮かべた。
「鞄よこせ」
「ひぃぃぃ、そそそんな、ご勘弁を! 所持金はせいぜい三千円とかだし、他にお金になるようなものなんて何も入ってませんから!」
「お前オレのこと何だと思ってんだよ」



