実際ありがたいので素直に頭を下げておく。
「でもそうなると、クラスメイトとかならまだしも学年すら違う男とそこまで仲が良いというのも変な話だろ。だから付き合ってるってことにしといた」
部活の先輩……も無理か。家族にも帰宅部だと言ってしまっているし。
得意げに唇の端を上げる会長に、わたしはまたしても言葉を詰まらせた。
ぐっ……悔しいけれど反論が思いつかない。
「そう嫌そうな顔するなよ傷つくだろ。まあ、何にせよ元気そうにしてんのが見れて良かったわ。リハビリとかサボらずにさっさと復帰しろよ」
「あ、はい」
「文化祭は事後処理も面倒だから覚悟しとけ」
「わ、わかりました。……あの、文化祭といえば、宣伝シンデレラの劇がどうなるんでしょう」
代役が立てられないから中止だとか言われたらどう謝ろうか……とドキドキしながら尋ねた。
しかし会長はわたしの緊張に反し、心底どうでも良さそうに言う。



