完璧な社長は、私にだけ素顔を見せて溺愛する


「ねえ、圭佑さん」

「ん?」

「あの婚活パーティーで出会わなかったら、私たち、今こうしていなかったんですよね」

「そうだね。あの時、俺は心の居場所を探していた。そして君も」

圭佑さんが私を見つめる。

「お互いに仮面を被って、本当の自分を隠していた。でも、だからこそ出会えた」

「そして、お互いの偽りのない姿を見つけた」

私たちは微笑み合う。

あの日、婚活パーティーで偶然出会った私たち。お互いに「本当の自分」を探していた二人が、今は確かな愛で結ばれている。

完璧な社長と呼ばれた圭佑さんが、私だけに素顔を見せてくれる。そして、私も彼の前ではありのままの自分でいられる。

「梓」

「はい」

「俺は君を、生涯をかけて愛し続ける」

「私もです。あなただけを愛し続けます」

夕日が私たちを包む中、私たちは再び誓い合った。

婚活で始まった物語は、こうして真実の愛へと辿り着いた。

これから先どんな困難があっても、私たちはこの確かな愛で、きっと二人で乗り越えていける。

夕暮れの光の中でそんなことを思いながら、私たちは静かにキスを交わした。

【完】