【短編】花が散れば花が咲きにけり

小学生の頃は怒りたくなったら怒ったし、目立った。けれどそれは中学生になったらやめた。千鶴ちゃんのためってこともあるけどちゃんと好かれたいから。
けれど自分を隠して好かれることなんて全然ないのかもしれない。僕は学校でだけは大人しい隠キャとして振る舞えるようになった。けれどそれは僕のもう一つの人格、それだけ。正直に嫌なことをしないし強い僕はもう一つ、、、いや元々の人格として僕の中に残った。
「何よ。じゃ、学校では普通にやろ。limeのアカウントも消してさ。後悔しないでよね」
千鶴ちゃんの声は驚くほど尖っていた。無視できない。
「ああ、後悔しないよ。さよなら」