【短編】花が散れば花が咲きにけり

家で。
「どう?千鶴ちゃんと進展あった?」
尋ねてくるのは姉ちゃん。千鶴ちゃんを見てからだといつもと違う風に見える。
「普通だけど」
そう答えて僕は部屋に入った。珍しく姉ちゃんが追ってきて詮索しない。
「なんだ。良かった」
え、姉ちゃん。良かったってどういうこと。最初から僕と千鶴ちゃんの進展なんて望んでなかったってこと。ひどいような気がする。