「……わかってる?」
「へっ、あっ、うん!」
「じゃあ今、俺なんて言った?」
「えっと、そろそろ布団を薄くしてもいいかな…って」
「1ミリも言ってねーよ」
そのあとに、ふっと、軽く笑うような音。
懐かしいなって気持ちが過去を思い出させて、ついじっと目を合わせてしまう。
あの頃もそんな顔、じつはしてくれていたのかな。
「うむっ…!?」
なにが起きているの。
じーっと見つめちゃってたことは謝るよ、謝るけど……。
だからって頬っぺた、むぎゅっと片手で挟んでこなくても…!
「…こーいうのが好きなの?」
「へっ…?」
「白山さん、こーいうの嬉しい?」
なんとも来栖くんらしくない言葉と行動すぎて、思考がギリギリ追いつかない。
こーいうのが好きって、どういうこと…?
まるで私がほかの人に同じようなことをされているところを見ていたかのような言い方だ。
あ……そういえば、いつかに須和くんにされて。
そのあと来栖くんは…。



