家族になった来栖くんと。





「おまえらが付き合ってるってウワサだよ!んなの、ありえるわけねーのにさ」


「ちょっと~、それって白山さんにチョー失礼じゃん!わかんないよ?桃弥くんは意外とあーいう子が好きだったりするかもなのにね~?」


「ないない!さすがに白山さんはさ…なんつーか、桃弥とはまず生きる世界が違うだろ!」



ほらね、こうなる。
釣り合わない、似合わない、相応しくない。

なんでお前らにそんなこと決められなくちゃならないんだよ。


俺が選んだ。

なんでそれを白山さんへの攻撃として、いつもいつも身勝手に変換されなくちゃならない。


うんざりだ、ウザい、迷惑なんだよ。


こんな世界、白山さん以外の人間は消えればいいのに。



「べつに付き合ってないから。変な噂、これ以上流すのやめて欲しいんだけど」



ごめん、ごめん、…ごめん白山さん。


守りたかったから。
白山さんを悪く言われたくなかったから。

いつどんな攻撃を俺の知らないところで受けさせてしまうか、予想もできなかったから。