家族になった来栖くんと。





「こ、◯したんですか……?」


「おっと?どこで何があってそーなった??…ふっ、面白いよねえ、ほんっとーに」



ポンポンとあたまを撫でられると、どうしたものかと私はうつむく。

ふわりと跳ねた髪は、彼の眼差しさえ表していた。



「だって好きな子、できちゃったから」


「へ、へえ……」


「できれば下の名前で呼びたいんだけどね、その子のこと。いいと思う?」


「い、いいんじゃ、ないでしょうか……?」



どうして私に聞くんだろう…。

つまり須和くんが好きなその子って、寧々ちゃん…?


ああ、そうだ。
そーいうことだ。


だから友達である私をこうして呼び出したに違いない。



「じゃあ……つぐみちゃん」


「おっ、応援するねっ!!」



タイミングは同じ。

どちらの声が大きかったかと言えば、珍しいほどに興奮した私のほう。