家族になった来栖くんと。





「…また会えたらいいなって思ってた。って言ったら、信じる?」


「……だ…、だだ、だれ、と……?」


「いっや話の流れ。白山ちゃん以外に誰がいんのさ」



いっぱい居るよ。
須和くんの周りには女の子が…。

最初だって女の子にあげるプレゼントだったんだと思う、袋から落ちたリップやバッグは。


そこで私だけを名指しされることが、私にとってはすごく落ち着かないの。


そりゃもう生存危機を感じてしまうほどに。



「どうしても隣の席になりたかったのは…俺のほうかも」



誰かに抱きしめられるの、久しぶりだな…。


抱きしめるというか、あの頃の私たちはお互いがお互いを支え合っていたよね。

でも、それで幸せだったの私は。



「じつは教科書忘れたってのも嘘だったりして」



嘘ばかりだ。

みんな、みんな、平気で私に嘘をつく。