Game Changer

そんなさして嬉しくもない13(KING)の称号を持つ学年唯一の男。



それが




「おい、聞いてんのか!番なしはとうとう耳まで無能になったのかよっ!?」



この男である。



「…そんなに叫ばなくても、聞こえてます。何か用でもおありで?」




「用がなきゃ話しかけれねーのかよ俺は!?」




まったく、この人は自分の声の大きさを過小評価しすぎですね。



ズゾゾッ



ストローから流れ出てくる甘い液体を味わいながら、この人の顔を見る。

さっきまでは余裕そうな顔はどこへやら。顔を真っ赤にしてまくしたてる。



「ホント、なんなんだよお前!

入学早々こっ酷く虐められたはずなのに、次の日には何もなかったかのように登校するし、今日に至っては何もしてねーのに遅刻してきて、教師には俺が怒られたし!?しかもテメェその手に持ってんのは何だ、フラペチーノ?新作?スタバ寄って遅刻したのかよっ!?」 




ぜぇはぁっ… 


息を整えながらこちらを睨見つけるこの人。

疲れるくらいなら、わざわざ突っ込んでくれなくてよかったのに…


でも、せっかく突っ込んでくれたんだから感謝位はするべきか。





ちょいちょいっとブレザーの裾を掴んでこちらを向かす。



「…ありがと」







「………なにがだよっ!?」