ウエディングドレスは真っ黒色

○由貴の部屋


良太(わ、わあ……実際に入るのは、2度目か……由貴さんがここに引っ越すって聞いて、買い占めて下見してたんだよな……)

由貴「……あっ……!そうそう、もうすぐ卵が切れちゃうんだった……!良太くんオムライス好きだったよね、今日はオムライスにしたいから私買ってくる……!」

良太「それなら、執事に頼んだんで大丈夫ですよ!」

由貴「……え?」 
 (なんで、卵足りなかったって知ってるんだろう……?)


首を傾げる由貴。

良太(……少し、踏み込みすぎた)

良太「僕も由貴さんとおんなじこと思ってたんです。オムライスがいいなぁって!だから、念のため頼んでおきました」

由貴「そうなの!?す、すごい……!さすが良太くんだねっ……!!」

良太「っ……!!」※目を瞑って悶える。

由貴「じゃあじゃあ、ちっちゃい頃みたいに一緒に作ろ……!!」

良太「……!!はい!!!」


○1時間後


由貴(良太くんの荷物も届きひと段落したところ、私たちはオムライスを作ろうとしていた)